鳥貴族といえば何か―― 焼き鳥、均一価格、黄色い看板。 いろいろ思い浮かぶはずなのに、 なぜか「キャベツ」が真っ先に出てくる人がいます。
あの、 テーブルにそっと置かれる山盛りのキャベツ。 特別な味ではないのに、 なぜか手が伸びる。 焼き鳥を待つ間の、静かなつなぎ役。
キャベツは主役ではありません。 でも、 鳥貴族の空気をつくっている “影の立役者”のような存在です。
焼き鳥の香り、 ジョッキの冷たさ、 ざわめきの中で、 キャベツだけはいつも落ち着いていて、 「まあ、ゆっくりしていきなよ」と 言っているような気がします。
鳥貴族といえばキャベツ。 その答えは、 料理の話というより、 あの店の空気を思い出すための合言葉 なのかもしれません。


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