ポンドのチャートを過去検証していると、「この急落、なんだったんだろう」と思う場面に出会うことがあります。 特に2016年以降は、政治イベントの影響が大きく、ブレグジット関連の動きが為替に深く関わっていることが多いです。 ブレグジットは一度きりの出来事ではなく、数年にわたるプロセスでした。 そのため、チャートを見返すときに「どの時期に何が起きていたか」が分かる年表があると、相場の空気を読み解く手がかりになります。
そこで、EA設計でも裁量検証でも役に立つものとして、ブレグジットの節目と為替の動きを整理した年表を作りました。
「この時期、何が起きていたのか?」を確認したいときに、すぐ使えるようにしてあります。 EAの条件設計や裁量トレードの記録に、どうぞご活用ください。
ブレグジット年表(為替検証向け)
| 年月 | 出来事 | 為替への影響のヒント |
|---|---|---|
| 2016/6/23 | 国民投票:EU離脱が決定(離脱賛成51.9%) | ポンド急落。GBP/USDは1.50→1.32へ |
| 2017/3/29 | イギリス政府がEUに正式離脱通知(リスボン条約第50条) | 離脱プロセス開始。ポンドは一時的に持ち直すも不安定 |
| 2018年〜2019年 | 離脱協定案が議会で繰り返し否決。政治的混乱 | ポンド/円は上下に振れやすく、短期トレード向きの相場が続く |
| 2019/12/12 | 総選挙で保守党が勝利。離脱方針が明確に | ポンド上昇。GBP/USDは1.31台へ |
| 2020/1/31 | イギリスが正式にEUを離脱(移行期間開始) | 大きな急変はなし。市場は織り込み済み |
| 2020/12/24 | 離脱後の貿易協定が合意 | 年末の薄商いと重なり、ポンドはやや上昇 |
| 2021/1/1 | 移行期間終了。完全離脱が実施 | 実務的な混乱はあったが、為替は安定傾向へ |
検証のヒント:どこを見返すといいか
- 2016年6月〜7月の急落局面:ポンド/円、ポンド/ドルの急変動
- 2019年の政治混乱期:日足・4時間足での上下動が多い
- 2020年以降:イベントは多いが、為替は比較的落ち着いている
まとめ
- ブレグジットは2016年の国民投票から2021年の完全離脱まで約5年にわたるプロセス
- 為替への影響は、政治的不確実性が高まった局面で特に大きく出た
- 過去検証では、イベントの前後でチャートを見比べることで、相場の“空気”をつかむヒントになる
ブレグジット年表は、裁量・EA問わず、検証の“地図”として使える記録。 理由が分かると、チャートの見え方が変わります。


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