小さいころ、台所にいつも置いてあった味の素。 赤いふたの瓶が、調味料棚の中でひときわ目立ってた気がします。
何に使われてたのかは、あんまり覚えてません。 でも、炒め物のときにふりかける母の手元が、なんとなく残ってて── その記憶だけが、“味の素って何かいい仕事してるんだろうな”って思わせてきました。
最近になって、「うま味調味料」って言葉で説明されることが増えました。 それはそれで分かるけど、自分の中では“記憶にある”というだけで、 成分とか科学とかには、あまり体温が届いていません。
言葉で語られるよりも前に、記憶で染み込んでいる調味料。 今日ふと思い出したのは、「美味しいって何でそうなるのか」って考えるより、 ただ“美味しかった何か”に味の素がいたかもしれないという記録。
語れるほどではない、でも、確かに残っています。


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