JPモルガン・チェースという語に触れたとき、 それは世界最大級の金融機関の名前でありながら、 「JP」と「モルガン」と「チェース」という、 三つの語が並ぶことで、制度の重さが静かに立ち上がってくる。
モルガンは、19世紀の金融家。 チェースは、アメリカの財務長官の名を冠した銀行。 JPは、ジョン・ピアポント。 それぞれが制度の記憶を背負っていて、 その合併体が、今のJPモルガン・チェースになっている。
でもその名前を見ても、 自分の生活とつながる実感はあまりない。 為替、株、債券、資産運用── 語られていることは分かるけれど、 語れるほどには届いていない。
JPモルガン・チェースは、 制度としては金融の中枢であり、 語感としては歴史の合併であり、 構造としては資本の流通装置であり、 記号としては「金融という語の重さ」である。
今日は、「JPモルガン・チェース」という語に触れて、 制度と語感、そして語れない金融の粒子を記録しました。 語れるほどではありませんが、 その名前の余白として、 資本と歴史の揺らぎをそっと残しておきたいと思います。
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