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損切ラインの決め方──正解を探すほど遠ざかる線

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損切ラインを決めるとき、 私はいつも「どこが正解なのだろうか」と考えてしまいます。 深く置けば遅く、浅く置けば早い。 その中間を探しているはずなのに、 相場の揺れ方によって“正しさ”が変わって見える瞬間があります。

一般論では、 直近の高値や安値の外側に置く、 サポートやレジスタンスを割ったら切る、 ATRでボラティリティに合わせる、 資金の1〜2%以内に収める。 どれも理屈としては整っています。 でも、どれも完璧ではありません。

損切ラインは、未来を当てる線ではありません。 「この位置を割ったら、自分のシナリオは崩れている」 その境界を静かに置くだけです。 相場がどう動くかではなく、 自分の考えがどこまで持つかを見つめる作業です。

正解を求めるほど、損切ラインは重くなります。 “ここで切るべきだ”という圧が強くなり、 その圧が判断を遅らせてしまう。 逆に、正解を手放すと、 ラインは少しだけ軽くなります。 その軽さが、損切を押す手を支えてくれることがあります。

私は、損切ラインの正解を知りたいわけではありません。 むしろ、正解がないからこそ、 その日の自分の“構え”が表れるのだと思います。 今日は、その曖昧さを思い出しただけの日。 でも少しだけ、自分の“構え未満”が反応した日でもありました。

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