FXはゼロサム・ゲームだと言われます。 誰かが勝てば、誰かが負ける。 その単純な構造だけを見ると、 どこか冷たく、 どこか厳しい世界のように感じます。
けれど、実際に相場に向き合っていると、 この“ゼロサム”という言葉は、 単なる仕組み以上の意味を持っているように思えます。
勝ち負けは表面的な結果でしかなく、 その裏側には、 無数の判断や迷い、 期待や恐れが積み重なっている。 ゼロサムとは、 その感情の集まりが形になっただけのものです。
自分が勝ったとき、 誰かが負けている。 その事実は変わらないけれど、 相場は決して“奪い合い”だけで動いているわけではありません。
流れに乗る人、 逆を狙う人、 静かに待つ人、 淡々と積み上げる人。 それぞれの思惑が重なり合って、 ひとつの価格が生まれている。
ゼロサム・ゲームという言葉は、 相場の冷たさを表すようでいて、 実は“人の集まり”そのものを示しているのかもしれません。
今日はその静かな視点を ひとつ置いておきます。


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