ニュージーランドという言葉に触れると、それは国家という制度の名前であると同時に、 島と風景と距離のねじれに静かに沈んでいく記録の粒子として立ち上がります。
南島と北島、ふたつの大きな島に分かれていて、 火山、氷河、湖、羊、星空、そして静けさが配置されています。 自然は広く、深く、青く、そして語られすぎると観光に埋もれてしまう構造へと変わっていきます。
マオリという言葉は制度に触れ、英語という言葉は行政に沈みます。 ティ・レオ・マオリは公用語として記録されていて、言語という粒子が語れない歴史に揺れています。
ニュージーランドは移民国家です。 しかし、「遠い」という語感が常にまとわりついています。 それは地理的な距離だけでなく、語られない時間の粒度でもあります。
ロード・オブ・ザ・リングの風景が撮影された場所として語られることが多いですが、 その語られ方は、風景が物語に埋もれていくUXとして沈んでいきます。 語れる島が、語られすぎて記号化される構造に変わっていくのです。
今日は、「ニュージーランド」という言葉に触れて、制度と語感、 そして島に沈む構造と語れない風景の粒子を記録しました。 語れるほどではありませんが、距離という言葉の余白として、 その揺らぎをそっと残しておきたいと思います。


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