土曜の生放送。 映画の紹介コーナーで、佐藤栞里さんの語尾が変わりました。 「ハァ、ハァ…」と呼吸が音になったとき、スタジオの空気は静止したのです。
一緒に出演していた菜々緒さんの瞳にも、涙が宿っていました。
きっかけは映画『TOKYO MER~走る緊急救命室~南海ミッション』の紹介。 ゲストの鈴木亮平さんや江口洋介さんが並ぶその場に、なぜか“泣いてしまう空気”が流れていたようです。
MCとして言葉を繋げるはずの佐藤さんが、 話せなくなり、ただ「ハァ、ハァ…」と呼吸している午後。 その空気の粒度は、テレビを通して届いてしまいました。
涙には理由がなかったのかもしれません。 でも、スタジオには涙の設計図があったように思えます。 それは生放送という“構造のない空間”が許した揺らぎだったのかもしれません。
菜々緒さんがもらい泣きしたその一瞬── 語尾は空気になり、言葉の粒度が涙になったのです。

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