ルール策定:2016年
私は、トレードで大きな失敗をしたときに、再発防止のためのルールを一つずつ作ってきました。
それを SSルール と名付けています。
内容の正しさを主張したいわけではなく、
「私はこういうふうに自分を整えている」という行動そのものを共有したいと思っています。
誰かが自分のやり方を見直すきっかけになればうれしく思います。
ただし、SSルールは自虐的に「素人ルール」とも呼んでいます。
根拠が弱いものや、どうでもいいように見えるものも混じっているからです。
そのようなものだと思って読んでいただければと思います。
SSルール
損切のルールを決める。文書で明確化する(数値化、客観的に)。損切するメリットを書きだす。
解説
損切のルールを決める
損切のルールは、 「こうなったら切る」という基準を できるだけ具体的にしておくことがポイントです。
- 何pips逆行したら切る
- どの足のどの形が崩れたら切る
- どの時間帯なら切る判断を優先する
こうした基準を、 曖昧な言葉ではなく、 数値や客観的な条件として書き出しておきます。
損切するメリットを書きだす
損切には、 「損を確定させる」という ネガティブな印象がつきまといます。
しかし、損切には それ以上のメリットがあります。
- 大きな損失を防げる
- 次のチャンスに集中できる
- メンタルの負荷が減る
- ルールを守ったという安心感が残る
- トレード全体のリズムが整う
こうしたメリットを、 自分の言葉で書き出しておくと、 損切が“避けたい行動”から “未来を守る行動”へと変わっていきます。
文章にすることで、 自分の判断が“その場の気分”ではなく、 “事前に決めたルール”に戻っていきます。
このルールの本質と使いどころ
まず言いたいのは──
このルールに従って、手法も無いのに損切幅を決めたり、 損切のメリットの作文をするのは間違っています。
このルールは一見すると、 「数値化」「客観的」「メリットを書き出す」 といった、整ったルールに見えます。
しかし、損切の基準は 手法とセット でなければ成立しません。 どれだけ数値を並べても、 その数値がどの文脈で意味を持つのかが決まっていなければ、 客観的になるはずがないからです。
損切のメリットを書き出したところで、 手法が曖昧なら、そのメリットも同じようにぼやけてしまいます。
つまりこのルールは、単体で見ると 実務的にはぼやけたルール です。 損切の基準そのものを決めるというより、 「手法に合わせて損切を明確化する姿勢を持つ」ための前提を整えるルール といえます。
そして、ここが最も重要な部分ですが──
このルールでやるべきことは、 「数値化」「客観的」「メリット」のある損切を実行できるようにすることです。
そのためには、 それらが自然に組み込まれた 手法そのものを作る必要があります。 損切のルールが存在しない手法を使うべきではありません。 損切のメリットを理解し、それが活きる形で手法を設計する。 これが、実務的なルールになります。
- 補足
SSルールとは? 詳しい説明はこちら


HR