「実業団」という語には、働く人のスポーツという響きがあります。 でも、「全日本実業団競技大会」に触れたとき、 それは単なる全国大会ではなく、 企業と身体、制度と跳ね方のあいだにある語感の揺らぎを感じました。
この大会は1953年に始まりました。 企業に所属する選手たちが、陸上競技の頂点を目指して集まります。 男子21種目、女子20種目、オープン種目も含めて45種目。 得点制で総合優勝を競い、 翌年の国際大会派遣や合宿選考にもつながる、実業団最高峰の舞台です。
でも、制度は整っているのに、語感は沈んでいます。 選手たちは日中は企業で働き、夜に練習を重ねます。 勝てば報道される。負ければ語られない。 その構造の中で、跳ねることの意味が変わっていく。
企業名で呼ばれる選手たち。 でも、その身体は個人のもので、 その跳ね方は制度では語りきれないものです。 「働く人が跳ねる」という構造は、 スポーツの語感UXとして、まだ十分に届いていないように感じます。
今日は、「全日本実業団競技大会」という語に触れて、 制度の説明では埋まらない違和感を記録した日です。


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