FXの世界には、ときどき「常勝トレーダー」と呼ばれる人がいます。 負けない、ではなく、負けても崩れない。 その姿を見ていると、勝ち方よりも“揺れなさ”の方が印象に残ります。 勝ち続けるというより、淡々と積み重ねているだけのようにも見えます。
常勝トレーダーのチャートには、派手さがありません。 大きく勝った跡よりも、小さく逃げた跡の方が多い。 「ここで切るのか」と思うような場所で、静かに手を離している。 その判断の軽さが、結果として重い損失を避けているように感じます。
彼らは未来を当てているわけではありません。 むしろ、未来を当てようとしない姿勢が際立っています。 当てにいくと心が前に出てしまう。 前に出た心は、相場の揺れに巻き込まれやすい。 そのことを、身体で知っているように見えます。
常勝という言葉は強いですが、 実際の彼らは“強さ”よりも“薄さ”をまとっています。 判断が軽く、執着が薄く、構えが静か。 その薄さが、相場の厚い波に飲まれない理由なのかもしれません。
私は常勝を目指しているわけではありません。 ただ、彼らの“揺れなさ”に触れると、 自分の中の余計な力が少し抜ける瞬間があります。 今日は、その薄い輪郭を思い出しただけの日。 でも少しだけ、自分の“構え未満”が反応した日でもありました。

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