ラウンディングボトム(Rounding Bottom)は、 価格がゆっくりと丸い底を形成し、下降トレンドから上昇トレンドへ転換する際に現れるチャートパターンです。
急反発するV字型とは異なり、 時間をかけて底値圏をならしながら反転する点が特徴です。
形成の特徴
ラウンディングボトムは、以下の流れで形成されます。
- 下降トレンドの終盤 安値更新の勢いが弱まり、売り圧力が減少します。
- 底値圏での横ばい ボラティリティが低下し、価格が動きにくくなります。
- 徐々に高値・安値が切り上がる 長期勢の買いが入り、ゆっくり右肩上がりになります。
- ネックラインの突破 戻り高値を上抜けることで反転が確定しやすくなります。
この一連の動きがチャート上で「U字型」として視覚化されます。
市場心理
ラウンディングボトムは、相場参加者の心理変化が形として現れたものです。
- 売りが枯れて価格が動きにくくなる
- 投資家の関心が薄れ、出来高が減少する
- 長期勢がゆっくり買い集める
- 市場が徐々に反転の兆しに気づく
- 最後にブレイクで買いが加速する
つまり、売り手から買い手へ主導権がゆっくり移る場面です。
トレードでの使い方
ラウンディングボトムは、トレンド転換の判断材料として利用できます。
- ネックラインブレイク 最も安全で、ダマシが少ないエントリー方法です。
- 押し目買い ネックラインへの戻りを待つことでリスクを抑えられます。
- 底を当てに行く逆張りは危険 形成に時間がかかるため、早すぎる逆張りは損失につながりやすいです。
注意点
ラウンディングボトムは「ゆっくり形成される」ため、以下の誤認が起きやすいパターンです。
- 底だと思って早すぎる逆張り
- 横ばいでポジポジ病が発生
- ブレイク直後の高値掴み
- 右側の押し目を待てない
特にFXでは、偽の底が多いため、 ネックライン突破まで待つことが基本となります。
まとめ

ラウンディングボトムは、 下降トレンドの終盤で売り圧力が弱まり、時間をかけて丸い底を形成しながら反転するパターンです。
- 安値更新の鈍化
- 横ばい
- 徐々に切り上げ
- ネックライン突破
この流れが揃ったとき、トレンド転換のシグナルとして機能します。
