通知文に「地域包括支援センターが中心となって~」と記載されていました。 それを読んだとき、私は「地域包括支援センター」という語に、 支援をしてくれる場所、すべてを見守ってくれる存在、生活の縁をつないでくれるセンターのような印象を受けてしまいました。
しかし制度上で見てみますと、このセンターは市区町村によって設置されるものであり、 介護予防、高齢者の総合相談、権利擁護、虐待対応、ケアマネジメント支援などを担っている機関となっております。 専門職が配置されており、個々のケースに対応しながら、地域の福祉関係機関と連携して支援を行っています。
“包括”とは、「介護予防」「生活支援」「ケアマネ支援」「権利擁護」など複数の領域を含んでいるという意味であり、 “支援”とは、その中で生活の困難を抱えた方々に対して制度的に対応することを指しています。
そのような構造を知れば知るほど、 「地域包括支援センター」という語が持つ語感と、 生活の中でその語に対して抱いている期待やイメージとの間に距離があることに気づかされました。
私はこの語が、“万能な場所”として響いていることに、少し立ち止まりました。 それは、「制度がすべてを支えてくれる存在であってほしい」という生活者としての願いなのかもしれませんし、 “支援がある”ということが安心感につながるという語そのものの効果なのかもしれません。

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