PCでブリッジは構築できるのか
結論として、PC でブリッジを構築することは可能です。 Windows でも Linux でも、複数の NIC をまとめてひとつの仮想的な橋として扱うことができます。 このとき PC は、ネットワーク上で L2(レイヤー2)=ブリッジ として振る舞います。
ブリッジは MAC アドレスだけを見て動作し、同じネットワーク内の通信をそのまま流します。 そのため、送信元や宛先の MAC アドレスは書き換えられず、PC の NIC の MAC アドレスも通信の中には登場しません。 PC は“透明な線”のように扱われ、機器同士の通信をそのまま通過させます。
PCでルーターは構築できるのか
こちらも構築できます。 Windows のインターネット接続共有(ICS)や、Linux のルーティング機能、あるいは pfSense / OPNsense などの専用 OS を使うことで、PC を L3(レイヤー3)=ルーター として動作させることができます。
ルーターは IP アドレスを見て通信の行き先を判断し、ネットワークをまたぐ通信を担当します。 このとき、MAC アドレスは必ず書き換えられます。 PC がルーターとして動作すると、受け取ったフレームをいったん処理し、次の機器に向けて新しい MAC アドレスを付けて送り出します。 そのため、元の MAC アドレスは通信の中には残りません。
ブリッジとルーターの違い(MACだけで一発理解)
| 役割 | 層 | MACの扱い | PCでの動作 |
|---|---|---|---|
| ブリッジ | L2 | 透過(書き換えない) | 透明な線として中継します |
| ルーター | L3 | 書き換える | 通信を受け取り、作り直して再送します |
まとめ

PC はブリッジ(L2)にもルーター(L3)にもなることができます。 ブリッジは MAC アドレスをそのまま流し、ルーターは MAC アドレスを書き換えます。 この違いだけを押さえておくと、ネットワークの構造がすっきりと理解しやすくなります。



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