「裕斗」という名は、両親が“裕福と闘志”を込めて名づけたものだったらしい。 幼い頃から、その名の通り“戦いの中でも豊かさを追い求める”性格が根付いていたのだ。
前回、彼は大負けしていた。
前回の損失は、彼にとっても痛手だった。しかし、彼は冷静だった。 資金を補填し、その分を取り返すどころか、補填した分でさえ勝ち切ったのだ。 そして、それを静かに出金した。彼にとって資金は、感情ではなく“道具”なのだ。
ナンピンで損したものは、ナンピンで返す。 ナンピン倍返しだ。
彼は、その思いで勝ち続けたのだった。補填した分を返した後、証拠金は大負けする前より増えていた。
「勝ったな、俺の名前は裕斗。戦って、残す。そういう意味らしい。」
【サイト運営者の感想】
名前に込められた願いって、こんなふうに地味に効いてくるものなんだなあと思いました。残す能力、なかなか良い能力です。


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