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CO₂排出権──「売り買いできる空気」って記号みたいな話に、自分の体温が少し置いてけぼりだった日

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CO₂排出権って聞くと、なんだか“空気の売買”みたいで、 初めて聞いたとき、SFか皮肉か分からなかったんです。

企業が排出できるCO₂の量に上限があって、それを超えそうな場合は、 余ってる企業から「排出権」を買うらしい。

ルールとしては合理的。でも正直、ちょっとだけ冷たい感じがした。 空気の話なのに、自分の呼吸とは無関係で、 “取引”って言葉が妙に距離をつくる気がしたから。

「CO₂の量を抑えるための制度です」って説明を見ても、 それはそれで納得するのに、 自分の体温がそこに乗ってこない感じがずっと残ってて。

排出権という仕組みで、確かに何かが守られてるはずなんだけど、 その「何か」に、日常の景色がつながってこなかった日。

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