今回発表された財政政策は、経済対策の規模拡大が軸でした。 低所得層への給付、エネルギー価格抑制、中小企業支援──いずれも“即効性”より“空気の安定”を意識した内容だったように感じます。
金融政策は、金利というスイッチでダイレクトに市場を揺らします。 一方で財政政策は、数週間かけて“効いてくるかもしれない”という期待が市場を包むことで、緩やかな価格変動を起こします。
自分が反応したのは、補正予算案の規模ではなく、「実行のスピード感」に対する世間の温度差でした。 速報では反応が鈍かった市場が、数日後になって急に材料視し始めた──その遅れてやって来た値動きに戸惑いました。
財政政策は、即座に織り込まれるものではないかもしれません。 だからこそ、「織り込み遅れのノイズで判断を誤った記録」を残しておくことで、 次回の経済対策発表には、“空気の変化”を見逃さずに対応できると思いました。

人気ブログランキング ブログパーツ