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原爆犠牲者──その言葉に、今日も立ち止まる日です。

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80年前の8月6日、広島に原爆が投下された午前8時15分。 その時間に合わせて、新潟市では黙祷が捧げられました。 そして、広島では5万5000人が参列する平和記念式典が開かれ、 原爆供養塔の前では、初めて犠牲者の名前が読み上げられました。

名前を読むという行為は、 「亡くなった人がいた」という事実を、 「その人が生きていた」という記憶に変えるような気がします。

広島市が奉納する「原爆死没者名簿」には、 今年新たに4940人の名前が記帳され、 名簿は130冊、記載者数は34万9246人になったそうです。

それでも、名簿に載っていない人がいる。 名前がわからない人もいる。 韓国・陜川では、植民地期に渡日し被爆した人々の慰霊式が開かれ、 「貧困と差別、後遺症などの苦痛の80年だった」と語られました。

犠牲者という言葉のなかに、 名前のある人と、名前のない人がいる。 記録された人と、記録されなかった人がいる。

だからこそ、 「原爆犠牲者」という言葉に立ち止まるとき、 その“空白”にも、静かに手を合わせたくなります。

今日、元安川には約5000個の灯籠が流されました。 色とりどりの灯籠が、名前のある人もない人も、 すべての犠牲者の記憶を照らしていたように見えました。

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