「迷子になったことがある?」と聞かれたら、 子どもの頃の記憶がふとよみがえる人もいるかもしれません。 でも、迷子という言葉には、もっと広い意味があるような気がしました。
道に迷った子ども。 目的地がわからなくなった大人。 誰かのそばからはぐれてしまった人。
それは、物理的な場所だけでなく、 心のなかでも起こることかもしれません。
「自分がどこにいるのかわからない」 「誰と一緒にいるべきかわからない」 「何を目指していたのか忘れてしまった」
そんな“心の迷子”に、私たちはときどきなる。 そして、誰かの言葉やまなざしが、 その迷子にとっての“道しるべ”になることがある。
今日、駅の構内で迷子のアナウンスを聞いたとき、 それは誰かの“現在地”を探す声に聞こえました。 そして、私自身の“現在地”を問い直す声にも聞こえました。
迷子という言葉に立ち止まるとき、 それは「誰かを探すこと」だけでなく、 「自分を探すこと」でもあるのかもしれません。
HR