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技能実習生が脱走──抜け落ちる制度と見つからない粒子の構造

Particles(軽い雑談)
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技能実習生が脱走するという語に触れたとき、それは、制度の中にいたはずの人が、静かに外側へと移動していく粒子として立ち上がります。制度としては、日本で技術を学び、母国に持ち帰ることを目的とした外国人技能実習制度。語感としては、「契約と生活のねじれ」「沈黙のまま抜け落ちる構造」「見つからない粒子の記録」。

脱走という語は、逃げるというより、制度の網目からこぼれ落ちるような印象を持ちます。低賃金、長時間労働、契約との不一致、文化的孤立、暴力やハラスメント──それらが複雑に絡み合い、制度の内側に留まることが困難になる瞬間があるのです。SNSで流れる「もっと稼げる場所がある」という語感も、脱走の粒子を加速させます。

制度は、失踪者数を記録し、調査を行い、改善策を提示します。しかし、調査されないまま倒産した企業、協力を拒む団体、所在不明の送出し機関──それらもまた、記録されない粒子として沈んでいきます。脱走した技能実習生の多くは、母国に帰ることもできず、非正規の労働に沈みながら、制度の外側で生活を続けています。

今日は、「技能実習生が脱走」という語に触れて、制度と語感、そして抜け落ちる構造の粒子を記録した日です。語れるほどではありませんが、見つからないまま沈む揺らぎとして、その余白をそっと残しておきたいと思います。

HR


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