MT4 の StrategyTester.htm を開いたとき、私はひとつの違和感を覚えました。
<style type="text/css" media="screen">
<!--
td { font: 8pt Tahoma,Arial; }
//-->
</style>
どう見てもコメントの中に CSS が入っています。 普通ならコメントの中身は無効になるはずです。 しかし、StrategyTester.htm の画面では、この CSS がしっかり効いています。
これは一体何がおきているのでしょうか。検証してみました。
結論:StrategyTester.htm では、このCSSは普通に効いています
まず、StrategyTester.htm の取引履歴テーブルは、 フォントが小さく整った形で表示されます。
これはまさにこの CSS の効果です。
td { font: 8pt Tahoma,Arial; }
つまり、コメントのように見えても、 StrategyTester.htm の中では CSS として解釈されています。
では、なぜこの書き方で CSS が効くのでしょうか。
StrategyTester.htm が「古いIE互換HTML」で作られているからです
StrategyTester.htm は、MT4 が 2005 年頃に設計したテンプレートで、 内部構造は IE6 時代の HTML仕様(MSHTML互換HTML) を前提にしています。
そのため、次のような古い構文がそのまま残っています。
<!-- ... //-->(IE専用CSSハック)mso-number-format:(Excel+MSHTML専用)<body topmargin=1>(IE独自属性)- Shift‑JIS 固定(IE文化)
これらは MSHTML(IEのレンダリングエンジン)で正しく動く仕様です。
StrategyTester.htm はこの古い仕様を前提に作られているため、 コメントに見える CSS が今でも機能しているわけです。
具体的にどう動いているのか
● 古いブラウザ(IE以前)
<!-- ... //--> をコメントとして扱い、CSSを無視します。
● IE(MSHTML)
<!-- と //--> を無視し、 中身を CSS として解釈します。
● 現代ブラウザ(Chrome、Firefox、Edge)
互換性維持のために、 <!-- や //--> を無視して CSS を解釈します。
つまり、StrategyTester.htm の中では、
コメントに見えても、実際には CSS として機能する。
という挙動になります。
まとめ

- コメントに見えるが、StrategyTester.htm では CSS として解釈される
- 理由はテンプレートが IE6 時代の MSHTML互換仕様で作られているため
- 現代ブラウザでも互換性のために動作する
- 将来サポートが打ち切られる可能性はあるが、現時点では問題なし
StrategyTester.htm は、現代のWebとは違う歴史的背景を背負ったテンプレートです。 そのため、こうした「古いけれど今も動く」構文が残っているのです。

HR