内ゲバとは、同じ政治勢力・同じ左派系グループ内部で起きる暴力的な対立のことです。 外部の敵と戦うのではなく、内部同士が暴力で衝突する という意味で使われます。 日本の過激派史では深刻な問題として扱われ、重大な人権侵害や死傷事件につながった歴史があります。
ゲバの意味
ゲバとは、ゲバルト(Gewalt)=暴力・武力行使 を意味するドイツ語が語源です。 1960〜70年代の学生運動では、暴力的な衝突や殴打行為を指すスラングとして使われました。
- 棍棒や角材を使った攻撃
- 組織間の暴力衝突
- 警察との衝突での暴力行使
こうした暴力行為全般を「ゲバ」と呼んでいました。
内ゲバが起きた背景
内ゲバは、左派系組織内部の対立が暴力化した結果として起きました。
- 革命の方法をめぐる路線対立
- 指導部の正統性争い
- 組織の分裂と敵対化
- 秘密主義による疑心暗鬼
特に中核派や革マル派などの極左過激派は、 自分たちの路線を絶対視し、他の左派勢力を“裏切り者”とみなすことで暴力衝突に発展しました。
内ゲバの特徴
内ゲバには以下の特徴があります。
- 同じ左派系内部で起きる
- 暴力・殺傷事件を含む
- 組織の分裂が連鎖する
- 大学キャンパスや労働運動の場で発生
- 社会に深刻な被害を与えた
日本の過激派史では、内ゲバによって多数の死傷者が出たことが大きな問題となりました。
中核派と革マル派の内ゲバ
中核派と革マル派は、内ゲバの歴史の中でも特に激しい対立を起こした組織です。
- 中核派:武装闘争志向、外部との衝突が多い
- 革マル派:秘密主義が強く、内部粛清が極端
両者は互いを激しく敵視し、大学キャンパスや運動現場で衝突し、深刻な内ゲバ事件を起こしました。
現在の状況
2020年代〜2026年の現在では、過去ほどの武装闘争は見られません。 組織規模は縮小し、活動は政治運動・市民運動が中心になっています。 ただし、中核派・革マル派は警察庁によって「過激派」として監視対象のまま です。
まとめ

- ゲバ=暴力行為(ゲバルトが語源)
- 内ゲバ=内部同士の暴力衝突
- 日本の過激派史で深刻な問題として扱われた
- 中核派と革マル派は特に激しい内ゲバを起こした
- 現在は縮小したが、過激派として監視対象

HR