価格は常に動いています。 しかし、動いた先に“構え”があるとは限りません。
HLバンドは、過去n日間の高値(High)と安値(Low)をもとに、 その上下限をラインとして描き出します。 これは、価格の到達点ではなく、 市場参加者が「どこまで構えたか」の痕跡を示すものです。
Hラインは「この高さまでなら買われた」という記録です。 Lラインは「この深さまでなら売られた」という記録です。 このふたつの線は、 市場の“構えの限界”を静かに語り続けています。
価格がHラインを超えたとき、 それは“構えの更新”と捉えることができます。 逆に、Lラインを割った場合には、 “構えの撤退”と読むことも可能です。
HLバンドは、 未来を予測するための指標ではありません。 過去の構えを記録し、 現在の突破を照らす役割を担っています。
価格の上下動ではなく、 構えの限界とその更新を描き続けるHLバンドは、 市場の意思を読み取るための静かな装置です。
HR