「GPSがあるから、もう迷子にならない」 そう言われたとき、少しだけ違和感が残りました。
たしかに、位置情報はすぐにわかる。 スマホで居場所を確認できる。 通知も届くし、履歴も残る。
でも、迷子という言葉には、 “場所がわからない”だけでなく、 “誰かとつながっていない”という感覚も含まれている気がします。
GPSが示すのは、地図の上の点。 でも、迷子が求めているのは、 「誰かが自分を探してくれている」という実感かもしれません。
位置情報がわかっても、 その場所に誰も来てくれなかったら、 それは“見つかった”とは言えないのかもしれない。
今日、GPSで子どもの居場所を確認したとき、 それは安心だったけれど、 「見守る」という言葉の意味を、もう一度考えたくなりました。
迷子とGPS── それは、技術と気持ちのあいだにある、 小さな距離を見つめる記録です。
HR