てんかん―― この言葉には、どこか誤解や偏見がまとわりついてきた歴史があります。 でも本当の姿は、とても静かで、淡々とした“脳のリズムの話”です。
てんかんとは、 脳の中の電気信号が一時的に乱れてしまうことで起きる発作をくり返す状態 のこと。
脳はいつも、 小さな電気のリズムで体を動かし、 考え、 感じ、 記憶している。
そのリズムがふっと乱れる瞬間がある。 それが発作。
発作といっても、 大きく倒れるものだけではなくて、
・数秒ぼんやりする ・手が止まる ・意識がふっと遠のく ・体の一部がぴくっと動く
そんな“静かな発作”もたくさんある。
てんかんという言葉を知ると、 脳という臓器がどれほど繊細で、 どれほど複雑なリズムで動いているかに気づきます。
そして同時に、 てんかんは決して“特別な病気”ではなく、 誰にでも起こりうる脳の現象 だということも見えてくる。
薬でコントロールできることが多く、 生活を続けながら向き合っていける。
てんかんという言葉は、 怖さではなく、 “脳のリズムの揺らぎ”を静かに教えてくれる言葉なのだと思います。
HR