相場を見ていると、 いつものトレンドとは少し違う、 とても強く、一度抜けた価格帯には戻ってこないように見える動き が現れることがあります。
押し戻しがほとんどなく、 “その価格帯に戻ることができない”ような勢いを感じる値動きです。
このような値動きに正式な名称があるのかは分かりません。 ただ、「スラスト」と呼んでいる人がいて、私もその言葉を借りています。 ここでも便宜的に、スラストという表現を使います。
※注 スラストに似た用語にスラストアップ、スラストダウンがあります。同じ概念だと思いますが、定義が異なります。
スラストとは
スラストとは、 価格が一方向に強く押し出されるように見える動き を説明するための概念です。
一般論としては、次のような特徴があります。
- 押し戻しが小さい
- 価格帯がそのまま移動していく
- レンジが階段状にスライドする
- 見た目は大きなトレンドに見える
- 中身は押し戻しの少ない連続的な伸び
トレンドやレンジのように明確な定義があるわけではありませんが、 相場を観察していると、 “推進力が働いているように見える瞬間” が確かに存在します。
そのような動きを整理するために、 スラストという概念が使われることがあります。
トレンドやレンジとの違い
スラストは、 トレンドやレンジのように“状態”を分類する概念ではありません。
- トレンド 流れが続いているように見える状態
- レンジ 流れが止まっているように見える状態
- スラスト 流れが“押し出されている”ように見える状態
このように、 スラストは“勢い”を説明するための概念です。
時間軸を変えれば、 スラストがトレンドに見えることもありますし、 階段状のレンジに見えることもあります。
つまり、 スラストは相場の曖昧な部分を扱うためのツール的な存在 と言えます。
まとめ

スラストは、 トレンドやレンジでは説明しきれない、 “押し出されるような強い値動き”を整理するための概念です。
相場を理解するためのひとつの見方として、 確かに役立つ場面があります。
見た目は強いトレンドでも、私はトレンドと分けて考えています
スラストは、 見た目だけを見ると強いトレンドです。
しかし、 押し戻しが少なく、価格帯がそのまま移動していくという特徴から、 私はこれをトレンドとは分けて考えています。
この違いを意識するのは大事だと思っています。



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