FXをしていると、 大きく負けるよりも静かに減っていく方が怖いと感じる日があります。 いわゆる「ドカンを恐れてコツコツ負ける」という状態です。 派手な損失はありません。 でも、気づけば資金がじわりと削られている。 その静けさが、逆に重くのしかかります。
ドカンを恐れると、判断が前に出なくなります。 エントリーが遅れ、利確が早くなり、損切りは広くなる。 どれも“守るための行動”なのに、 結果として守れない形になってしまう。 私はその矛盾を、何度も自分の中で見てきました。
コツコツ負けの裏には、 「大きく負けたくない」という願望があります。 その願望は自然なものですが、 強くなりすぎると、相場との距離が縮まりすぎてしまう。 近づきすぎた視点は、値動きの小さな揺れに反応し、 本来なら見なくていい波まで拾ってしまいます。
ドカンを避けることは悪いことではありません。 ただ、避けようとする意識が強すぎると、 “負けないための行動”が“負ける行動”に変わってしまう。 その転換点は、いつも静かで、気づきにくいものです。
私は、コツコツ負けを否定したいわけではありません。 それもまた、自分の心の動きが表れたひとつの記録です。 ただ、その記録の中に、 “守りすぎた心”があったことだけは忘れないようにしています。
今日は、コツコツ負けを思い出しただけの日。 でも少しだけ、自分の“構え未満”が反応した日でもありました。
HR