「利権貯金」という言葉がふと浮かびました。 誰かに教わったわけでもなく、どこかで読んだわけでもありません。 ただ、社会の空気を吸っているうちに、自然と形になった言葉です。
利権が増えるばかりで、減る気配がありません。 誰かが得をする仕組みが、静かに積み上がっていきます。 それを見ていると、まるで“貯金”のようだと感じました。
本来、貯金は自分の努力で増やすものです。 しかし利権貯金は違います。 努力とは関係なく、仕組みの中で勝手に増えていきます。 減らす方法も、減らそうとする意志も、どこにも見当たりません。
だから、この言葉を作ってみました。 利権貯金。 増えるばかりで減らないもの。 誰かが守られ、誰かが後回しにされる構造そのものです。
この言葉を作ったからといって、何かが変わるわけではありません。 社会が急に良くなるわけでもありません。 ただ、名前をつけることで、見えなかったものが少しだけ見えるようになります。
言葉は、世界を切り取るための小さな道具です。 利権貯金という言葉を置いてみることで、 社会の中に積み上がる“見えない重さ”が、 少しだけ輪郭を持つように思えます。
こんな言葉を作ってみました。 それだけのことなのに、 胸の奥に静かなざわめきが残っています。
HR