私がFXを始めて1年目くらいに、自分の思いつき「ここで入れば勝てるかも」の感覚から手法がつくれるのではないかと試していた時期があります。その時にやっていたことを紹介します。
この記事は、“手法になる前の感覚”をどう扱い、どう記録し、どう気づきにつなげたか──その過程をまとめたものです。
「手法がまだ定まっていない」「自分の感覚をどう扱えばいいか分からない」──そんな方にとって、この記事は手法の元ネタを見つける方法になると思います。
感覚エントリーの記録
「ここで入れば勝てるかも」── リアルタイムでチャートを見ていると、そんなアイディアが次々に思い浮かびます。
こららのアイディアは、エントリー根拠が具体的、それでいてエクジット方法はあいまいな場合がほとんどです。これらに「感覚エントリー」と名前をつけることにします。
私は、感覚エントリーに従い、実際に小ロットでエントリーし、記録を取っていた時期があります。
記録を取ることで、勝ちパターンが見つかるのではという期待がありました。
記録方法:ノートとエクセルで“感覚”を記録する
この時期のやり方は、検証ではなく感覚エントリーと記録の繰り返しでした。数か月間やりました。
- 小ロットでエントリー
- ノートに「エントリーの根拠」と「結果」を記録
- 決済は「2pipsとれたらいいなあ」くらいの感覚
- 当時私が主に見ていたのは1分足
あとからノートを見返して、根拠をエクセルにまとめて成績をチェックしてみたのですが──
気づき:根拠が、思ったよりバラバラだった
「根拠には、同じパターンが多数出現する」と思っていたのに、 実際に記録を見返すと、根拠はバラバラでした。
- 上がると思った理由も
- 下がると思った理由も
- どれも一貫性がなかった
ノートを書いていたときは、 「このやり方で記録していけば、勝てるパターンが見つかるだろう」と思っていたのに、 やってみたら、根拠はバラバラだった──そんな“おち”でした。
このやり方は良かったのか?
この方法から勝ちパターンは見つからなかった。
でも──
アイディア出しという意味では、すごく効果があった。
このとき記録していた“根拠”が、 あとになって手法の元ネタになったことがあったからです。
EAの手法作りと、あの頃の記録がつながった
今はこの方法はやっていません。 でも最近、EA(自動売買)の手法を作っているときに、ふと思ったんです。
「あれ?これって、あの頃の“感覚エントリーを記録する”方法に似てるかも」
EAの手法作りでは、 「こういう動きのときにエントリーする」という条件を言語化して、コードに落とし込む作業が必要です。
それって、 「この動きは上がるかも」と思ってノートに根拠を書いていたあの頃と、発想の出発点がすごく似ています。
まとめ:感覚エントリーを記録して分かったこと
「ここで入れば勝てるかも」という感覚をもとに、小ロットでエントリーし、ノートとエクセルで記録を続けた数か月。 見返してみると、根拠は思った以上にバラバラで、一貫性はなく、勝ちパターンも見つからなかったです。
それでも、記録した根拠の断片は、あとになって手法の元ネタになったことがあり、 アイディア出しの素材としては、十分に価値がありました。
今、EAの手法設計をしていると、当時の「感覚を記録する」という姿勢が、条件設計の出発点と重なっているのを感じます。


HR