ノベルゲームには、プレイ中に見たCGをあとから一覧で閲覧できる「ギャラリー」のような機能が存在します。
一般的なゲームでも似た仕組みはありますが、ノベルゲーム制作の文脈では「CGモード」という名称で扱われることが多く、開発者向けの概念として独自に発展してきました。
この記事では、ティラノスクリプトにおけるCGモードの仕組みと、ノベルゲーム文化における「CG」という言葉の成り立ちを整理していきます。
CGとは何の略なのか
CGは Computer Graphics(コンピューターグラフィックス) の略で、本来はコンピューターで作られた画像全般を指す言葉です。ゲーム、映画、アニメ、3DCGなど幅広い分野で使われています。
しかしノベルゲームでは、この言葉が独自の意味を持つようになりました。
ノベルゲームにおける「CG」の意味
ノベルゲームでは、物語の特別なシーンで表示される一枚絵を「イベントCG」または単に「CG」と呼びます。背景や立ち絵とは別に描かれた“見せ場”の絵で、ストーリーの印象的な瞬間を強調する役割を持っています。
- 告白シーンの一枚絵
- バトルの決めカット
- キャラクターの特別な表情
- 重要イベントの専用イラスト
こうした特別な一枚絵をまとめて「CG」と呼ぶ文化がノベルゲーム界隈で定着しています。
なぜノベルゲームだけ「CG」という言葉が特別な意味を持つのか
調べていくと、いくつかの背景が見えてきます。
ノベルゲーム文化の中で定着した呼び名
90年代〜2000年代のPCノベルゲームでは、イベントCGを集めることが一つの楽しみとして扱われていました。その流れで、特別な一枚絵を「CG」と呼ぶ習慣が広まりました。
背景や立ち絵との区別
制作現場では、
- 背景(BG)
- 立ち絵(Sprite)
- イベントCG(CG) という分類が自然に生まれ、ツール側もこの呼び方を採用しました。
プレイヤーは「ギャラリー」として認識している
プレイヤー視点では「ギャラリー」「アルバム」と呼ばれることが多く、名称そのものより“機能”として認識される傾向があります。そのため「CGモード」という言葉は、主に開発者向けの用語として扱われています。
ティラノスクリプトにおけるCGモードの仕組み
ティラノスクリプトでは、CGモードが標準機能として用意されています。 調べた内容を整理すると、以下のような構造で動いています。
CGの解放管理
ゲーム中で特定のCGを表示したタイミングで、そのCGがギャラリーに登録されます。未解放のCGは黒塗りやシルエットで表示され、ストーリーの進行に応じてギャラリーが埋まっていく仕組みです。
CG画像の整理
CG画像は専用フォルダにまとめて配置され、差分のあるCGもまとめて扱えるため、整理しやすい構造になっています。
ギャラリー画面
ティラノスクリプトには、CGモード用のテンプレート画面が用意されています。サムネイル表示、拡大表示、未解放CGの黒塗りなど、一般的なギャラリー機能が揃っており、必要に応じてデザインをカスタマイズすることも可能です。
まとめ

CGモードは、ノベルゲームで表示された特別な一枚絵を後から一覧で閲覧できる機能で、プレイヤーにとっては「ギャラリー」として馴染みのある仕組みです。
CGという言葉は本来Computer Graphicsの略ですが、ノベルゲーム文化の中で「イベントCG」という独自の意味を持つようになり、制作ツール側でもその呼び方が採用されています。
ティラノスクリプトではCGモードが標準搭載されており、解放管理やギャラリー画面が自動で扱えるため、作品の完成度を高める要素として活用しやすい機能になっています。






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