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トレードの合間にローストビーフ

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トレードの合間に、ローストビーフを切った。 昼の光が弱くて、肉の赤さが少しだけ沈んで見える。 こういう時間は、チャートのことをいったん忘れていい。

ローストビーフは、作るよりも切る瞬間が好きだ。 薄くしても厚くしても、どちらでもいい。 ただ、包丁が肉の中を通っていく感触が、 トレードの緊張を少しだけほどいてくれる。

食べながら、今日の値動きを思い返す。 勝ち負けよりも、 「どこで呼吸が浅くなったか」 それだけを確認する。

ローストビーフは静かで、 チャートは騒がしい。 その落差がちょうどいい。

午後になったら、またチャートを見る。 ローストビーフの残りは冷蔵庫に入れておく。 夜にもう一度食べるかもしれないし、食べないかもしれない。 そういう曖昧さが、トレードの合間にはちょうどいい。

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