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◆水戸黄門の印籠──「ありがたみ」より先に、記号として見えてしまった日

Particles(軽い雑談)
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「この紋所が目に入らぬか!」って、子どもの頃に何度も聞いた記憶があります。 水戸黄門の印籠──それを見せるだけで、悪人がひれ伏す。 あの場面、何度も見てるはずなのに、 最近ふと「それって、何だったんだろう」って思ったんです。

印籠って、もともとは薬入れだったらしくて。 でもドラマの中では、権威の象徴として使われていて── 「水戸藩の副将軍」という肩書きが、あの小さな箱に詰まってる。

それを見せるだけで、場の空気が変わる。 でも今の自分には、その“ありがたみ”よりも、 「記号としての強さ」だけが先に立って見えてしまった気がして。

制度や肩書きが、意味よりも先に作用する場面って、 現代にもけっこうある気がしていて── そのたびに、自分の感覚がちょっとだけ置いてかれる。

印籠は、見せるだけで効く。 でも今日は、その“効き目”に自分の体温が乗ってこなかった日。 記号としての強さと、意味の距離を感じた記録です。


HR


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