FX(外国為替証拠金取引)を始める際に気になるのが、「預けた資金は本当に安全なのか?」という点です。 その不安を解消するために、多くの国内FX業者では「全額信託保全制度」を導入しています。 この記事では、全額信託保全制度のしくみと、その意味についてわかりやすく解説します。
全額信託保全制度とは
全額信託保全制度とは、FX業者が顧客から預かった証拠金(資金)を、業者自身の資産とは分けて、信託銀行に預ける制度のことです。 万が一、FX業者が破綻した場合でも、顧客の資金は信託銀行から返還される仕組みになっています。
なぜ信託保全が必要なのか
FX業者に資金を預けるということは、言い換えれば「業者にお金を預けて取引する」ことです。 もし業者が倒産したら、その資金が戻ってこない可能性もあります。 そのリスクを回避するために、顧客資産を業者の資産と分離し、信託銀行に保管することで安全性を確保しているのです。
「全額」保全の意味
信託保全には「一部保全」と「全額保全」があります。 「全額信託保全制度」とは、顧客が預けた資金の全額が対象になるという意味です。 たとえば、10万円を預けていた場合、業者が破綻しても10万円全額が返還されることになります。
信託保全の対象となる資金
信託保全の対象になるのは、以下のような資金です:
- 証拠金(取引のために預けた資金)
- 取引によって得た利益(未決済の損益を除く)
- 出金申請中の資金
ただし、未決済ポジションの含み益などは対象外となる場合があるため、注意が必要です。
どの業者が対応しているか
日本国内の主要FX業者(DMM FX、GMOクリック証券、外為どっとコムなど)は、全額信託保全制度を導入しています。 金融庁の登録を受けた正規業者であれば、基本的にこの制度が適用されています。
まとめ

全額信託保全制度は、FX取引における資産保護のための重要な仕組みです。 業者が万が一破綻しても、顧客の資金が守られるように設計されています。 FXを始める際は、この制度が導入されているかどうかを必ず確認することが大切です。



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