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袖飛車──定跡の外に置かれた飛車と、語れない配置の粒子

Particles(軽い雑談)
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袖飛車という語に触れたとき、それは将棋の戦法でありながら、「袖」という身体的な語感が盤面の構造に静かに沈んでいるように感じます。

飛車は通常、右側に構えるものです。でも袖飛車では、左側の端に飛車を置きます。まるで袖に隠すような配置で、定跡の外に置かれた意図のずれが見えてきます。

袖という語は、身体の端であり、動きの予兆でもあります。その袖に飛車を置くことで、戦法は奇襲ではなく、ずらしになります。相手の視線を逸らし、構造の読みを撹乱するのです。

袖飛車は、戦法としては配置であり、語感としては身体であり、構造としては逸脱であり、記号としては「端に置かれた意図」でもあります。

今日は、「袖飛車」という語に触れて、定跡と配置、そして語感に沈む構造と語れない戦法の粒子を記録しました。語れるほどではありませんが、将棋という言葉の余白として、その揺らぎをそっと残しておきたいと思います。


HR


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