ダウ理論は、チャールズ・ヘンリー・ダウによって提唱された相場分析の枠組みです。 しかしそれは、単なるテクニカル理論ではなく、 “市場参加者の構えがどこに宿るか”を読み解く記録として見ることができます。
この理論は、6つの基本法則から構成されています。 それぞれが、価格の動きに対して「どのような構えが継続され、どこで転換されるか」を示すものです。
- 平均はすべての事象を織り込む
- トレンドには3種類ある(長期・中期・短期)
- 長期トレンドは3段階からなる(先行期・追随期・利食い期)
- 平均は相互に確認されなければならない
- トレンドは出来高でも確認されなければならない
- トレンドは転換の明白なシグナルが出るまで継続する
これらの法則は、価格の上下ではなく、 “構えの持続と転換”を記録するための視座です。
たとえば、トレンドが継続するという法則は、 「市場がその構えを崩さない限り、動きは続く」という記録です。 また、出来高による確認は、 “構えの強度”を測る手段として機能します。
ダウ理論は、100年以上にわたり使われ続けています。 それは、理論が古びないのではなく、 “構えの記録”という視座が、常に市場に必要とされているからです。
今日、チャートの高値更新を見た日。 でもそれは、価格が動いたというよりも、 “構えが維持された”という記録だったのかもしれません。
ダウ理論は、 値動きの分析ではなく、 “構えの痕跡”を読み解くための記録です。


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